結構長文です。鉄拳とは全く関係ないのでよほど暇な人以外はスルー推奨
知っている方もいるとは思いますが、9月6日の北海道地震で被災をしていました
私が住んでいる北海道の札幌市
その中でも震度が割と高かった場所に住んでいました
震度6弱と聞いていましたがよくよく細かく地域ごとの地震分布を見ると震度6強ということで10段階ある震度の中で2番目に大きい震度でした。
2階にある夫婦の寝室と子供の寝室は離れているため、地震が起こった直後夫婦で子供部屋に向かい子供に覆いかぶさったところで揺れが激しく身動きが取れず、何もできないままただ地震が収まるのを待っていた感じです。
地震が収まり停電し、一時電気が復旧して、怖いから今日は1階で寝ようと子供たちを1階に運び一安心
と思ったら再度停電
結局2日後の昼過ぎまでその停電は続きました。
地震が縦揺れだったせいか家具などの被害はほとんどありませんでしたが、壁にかけてあった絵とかパズルとかは落ちていて、いくつかは壊れてしまいました。
俺の部屋は漫画が棚から落ちててえらいことに・・・なってるかなとか思ったら、漫画はほとんど落ちてなくて、なぜかモニターだけが倒れてました。
今までに地震とか台風とかの被害を色々なニュースを通じて見てきました
切ないなぁ~
大変だろうな~
と心を痛めてはいましたが、どこか他人事でした。
ようやくこういった被害を受けてその人たちの気持ちが分かった気がします。
天災に対する備えも心もとない中での数日間について以下で振り返り、今後の糧にしたいなと思います。
◎電気が使えない
停電の状態について本当に何も備えていませんでした。
暗いところを照らすのも携帯でいいやと思っていたので懐中電灯もなし。
でも実際は携帯の充電はめちゃくちゃ重要
色々な情報を得るために携帯を使っていて、とても部屋を照らすために携帯は使えませんでした。
車に充電機があって、これでも充電できましたが、ガソリンの供給の見通しが立たなかったので、これを使うのを少しためらいました。
携帯の電波が程なくしてなくなったので、情報を得るものが無くなってしまいました。
ラジオもあった方が良いなと思いました
電気がないので日の出とともに起きて日の入りと共に寝る原始的な生活でしたw
この対策:懐中電灯と電池とラジオ 乾電池で使える携帯の充電機
◎水の確保
恥ずかしながら電気が止まると水道も止まると思ってましたが、水道から普通に水が出てきてびっくりしていましたw
水道管に損傷はなかったようで水の確保は問題ありませんでした。
それでも電気と同じように水もいつ止まってもおかしくないと思い
風呂と洗面所にはびっしり水を溜め
家にあったボウルや洗面器やバケツを片っ端から集めて水を溜めました。
幸いにも水は備えで買い置きが結構あったので断水していても数日ならなんとかなったと思いますが、長期化していたら危なかったです。
水を汲み置いておくのに大きい容器が必要だと思いました
この対策:ポリタンク、2Lの水を買い置きしておく
◎トイレ
停電当初一番悩んだのはこのトイレです
水道は問題なかったんで水はあったのですが、流す機能は電気だったので流し方がわからない。
携帯の電波が通じるうちに流し方を調べて、流すのは問題なくクリア
ただし、トイレを1回流すのに必要な水の量がかなり多く、ここでもかなり水の確保が大事だなと思いました。
災害時用のトイレはちょっと前に買っていたものがあって、そのへんの備えはあったので良かった。
ここでの対策:大き目のポリタンクにあらかじめ水を入れておく
◎車
ガソリンの供給の見通しが無かったので、車を動かすのを悩みました。
2台あるうち1台は満タンに近い状態でしたが、もう一台はかなりガソリンが減っている状態。
車のラジオの情報を元にやってるガソリンスタンドを探し求め、見つけても長蛇の列な上に量に制限がかかってしまっている。
食糧を確保する上で車はかなり必要になってくるので、ここのやりくりは悩みました。
停電状態で信号機が全くない状態でもうちの周りでは大きな事故もなくて、人間ってすごいなぁとか思ってましたw
ここでの対策:先が見えない時の給油は早めに
◎食糧
これに関してはあまり蓄えがなくて、探し求めてました。
米もあまりなく、パスタなども少ししかない。
停電がいつまで続くかわからない状況ですごく不安でした。
ガスコンロとそのガスは大量にあったので調理は可能な状況でしたが、食糧を探してコンビニに行くも食糧はお菓子くらいしかなくて売り切れ
カップ麺も辛いもの以外は全て売り切れ
日がたつにつれて少しずつ品数も増えてきてはいましたが、しばらくは主食系の入手は困難でした。米をてる介さんのために確保したりとかしてましたw
いざという時の食糧の貯えは必須だと思いました
ここでの対策:日頃から米を多めに買っておく、長持ちする食糧の確保
◎SNS
情報を集めたり生存を確認するために必要です。
今まで天災があった時に色んな人に生存確認のメールをしたり、SNSで「大丈夫かな…」とか書き込むこともありましたが
実際に送られる立場になって思ったのが
とにかく電気の確保ができていない状況で携帯の充電っていうのは本当に貴重
SNSで「大丈夫かな…」とか「北海道の方、頑張ってください」とか書き込まれるのを見る何百倍も「停電時の明かりの作り方」とかの情報を書き込んでくれた方が助かりました。今後また別の地域で天災が起こった時はそういう情報を発信したいなと思います。
生存報告も最小限で、それよりも今を生きていくために少ない電力を使わなきゃ家族は守れないと実感しました。
◎保険
余震が未だ続く現状でもまだまだ不安要素
実は地震保険が切れていて、更新の手続きをしていて、10月からまた保険が適応される…って時の9月の大地震でした
これで家に損害があった場合は間違いなく俺が終わってました。
10月までなんとかこのままで乗り切りたい…
と不安に思い中々夜眠れない状況です。
とか色々と書きましたが、上記の対策をしても冬にこのような地震が起きた場合は確実に俺は死んでました。
本当に冬に地震が起きなくて良かった…
電気以外で温まれるものが必要ですね。
というか冬にこんな大規模停電が起こってたら間違いなく北海道は終わってましたね。
もう少し物流が落ち着いたら備えをしておかなくては。
皆さんも天災を経験したことない人いらっしゃるかもしれませんが、出来る備えは今の内からしておいた方が良いですよ!
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